2006年 12月 11日
万波廉介医師「今後も病気腎移植」…経緯ネット公開も |
宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波(まんなみ)誠医師(66)による病気腎移植問題で、岡山県などで6件の摘出手術を行った弟の廉介(れんすけ)医師(60)が10日、読売新聞の取材に応じ、「移植に適したドナー(臓器提供者)が現れたら、医師や弁護士らを交え、オープンに議論し、今後も実施したい」と、病気腎移植の必要性をあらためて訴えた。病気腎移植の是非を問うため、摘出した経緯をインターネット上で公開したいとの意向も明らかにした。
廉介医師は、病気腎移植について、「国のガイドラインが定められた場合は従う」としながらも、「全面禁止になれば、使える腎臓を捨てることになる。移植を待つ患者には非常に不幸だ」と、継続したい考えを示した。
そのうえで、「今後は、摘出された腎臓が移植に使えるようなケースがあった場合、様々な立場の人を集めてオープンな形で議論し、本人に戻すか、移植するかを決めるのが望ましい」と述べ、「『お前やれ』と言うなら、あらゆる分野の人が見る中で、手術をやる」と言い切った。
これまで行った摘出手術は、2001年2月の岡山協立病院(岡山市)で行ったのが初めてと説明。尿管壊死(えし)の60歳代の男性で、別の治療法も示したが、本人が摘出を望んだと言い、「摘出するように患者を誘導しておらず、移植の了解も得た」と、手順に問題なく、妥当だったと強調。市立宇和島病院で行われた移植手術には、誠医師の助手として加わったことを明かした。
患者が病気腎移植を受ける機会の公平性は、「自分たちを頼ってくれた人に移植しており、ルールがない以上、公平かと言われれば、公平でない」とした。
インターネット上での事例報告は、病気腎移植を受けた岡山市内の弁護士のホームページに掲載する予定と言い、「ありのままの症例を出し、是非を判断してほしい」と話した。
(2006年12月11日14時44分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061211i105.htm?from=main1
「公平かと言われれば、公平でない」これが全てではないか。
影でコソコソやっていのは、後ろめたさがあったからであり、今更ネットに経緯を公開しても、それほど意味は無いと思います。
これが、腎臓を提供した側からの経緯説明ならまだしも、違法な病気腎移植を受けた共犯者たる弁護士のホームページに載っても説得力は無いのではないか。
万波医師が出ていた昨日の報道2001は、あまり見るべき物は無かったけど、(自己移植は手術が辛くなると患者を誘導したということが良くわかったけど)EUやアメリカに比べて腎臓移植が極端に少ないのは、日本人の他人への思いやりが無いから(あんた、見も知らない他人に自分の腎臓気楽にあげられるのか?)との指摘のアナウンサーに、諸外国では臓器売買が許されているからとの一言。
だろうね、一時期死ぬ死ぬ詐欺と言われた高額な医療費の大部分が、そんな使われ方していたのじゃないかな(だから会計報告ができない)
コソコソ裏でやっているから不公平と不正義が生まれる、合法なら異常な高額医療にはならないのではないか。
日本も臓器の売買を有る程度認めるべきではないか、病気の臓器を影でこっそり移植するよりは何倍も良いと思うけど。
自分自身の命すら賭け移植ドナーを、善意だけに頼るのは無理があると思う。
by minntyuu
| 2006-12-11 17:41
| 時事